【2025-2026最新版】インドネシア(ジャカルタ・バリ)のインターナショナルスクール完全ガイド

東南アジア最大の経済大国であるインドネシアは、首都ジャカルタを中心に、シンガポールやバンコクに次ぐ規模の日系駐在員コミュニティが形成されています。また近年は、教育移住やデジタルノマドの拠点としてバリ島も世界的な注目を集めており、「ジャカルタで働き、家族はバリで暮らす」という新しいライフスタイルも増加中です。
一方で、「ジャカルタのひどい交通渋滞や洪水リスクは大丈夫?」「バリ島のインター校の質は十分?」「インドネシア語は必須?」といった、リアルな不安を抱える保護者の方も多いはずです。
本記事では、こうした疑問に正直に向き合いながら、インドネシアのインター校の特徴から学費の相場、ジャカルタとバリ島それぞれのおすすめ20校リストまで、後悔しない学校選びに必要な情報を完全網羅してお届けします。
インドネシアのインターナショナルスクールの特徴とカリキュラム

インドネシアのインター校の最大の特徴は、「日系企業の製造業コミュニティが厚いジャカルタ」と「世界中からのデジタルノマド・教育移住者が集まるバリ」という、まったく性格の異なる二つの拠点が一つの国に共存している点です。
シンガポール・バンコク・ベトナムと異なり、インドネシアは国土が広大で島嶼国家であるため、「どの島・どの都市に住むか」で教育環境がまったく変わります。
主に以下の3つの教育体系が提供されています。
①IB(国際バカロレア)
思考力・探究型教育を重視。PYP(小学)、MYP(中学)、DP(高校)の3段階で構成されます。
インドネシアでもIB認定校の数は年々増加しており、2025年時点でインドネシア国内に100校以上のIB認定校が存在します。ジャカルタのTier 1〜2校の多くがIBフルプログラムを採用しており、バリ島のGreen School Baliは世界的に最もユニークなIB校として知られています。
②British Curriculum(英国式)
IGCSEおよびA-Levelという世界的に認知された資格を取得します。
British School Jakarta(BSJ)をはじめとする英国系インター校が存在しており、英国・オーストラリア・欧州の大学を志向する家庭に選ばれています。ノルド・アングリア・エデュケーション(NAE)グループのACG School Jakartaも、英国・ニュージーランドをベースにしたカリキュラムを提供しています。
③American Curriculum(米国式)
High School DiplomaやAP(Advanced Placement)を通じて大学進学を目指します。
ジャカルタ最高峰のインター校であるJakarta International School(JIS)は米国式カリキュラムをベースにしており、米国・カナダ大学を志望する家庭に特に選ばれています。インドネシアでは米国系インター校の数・規模ともに最も充実しています。

インドネシア固有の特徴:日系製造業コミュニティと「工業団地エリア」の学校
これはインドネシア特有の状況として特筆すべき点です。ジャカルタ近郊のカラワン・ブカシ・タンゲランには日系自動車・電子部品メーカーの工場が集積しており、工業団地内またはその近郊にインター校・日本人学校が設置されているケースがあります。「工場勤務のため居住エリアが市街地から離れる」という駐在員ファミリー特有の事情に対応した、インドネシアならではの学校立地パターンです。
インドネシアのインター校は「日系企業駐在員コミュニティが最も厚い国」
インドネシアのインター校は、特にジャカルタ南部(チランダック・ポンドックインダー・ビンタロ周辺)に質の高い学校が集積しており、日本人コミュニティも東南アジアでは有数の規模を形成しています。
トヨタ・ホンダ・ヤマハなどの大手製造業が現地に根ざして30〜40年以上の歴史を持つため、「インドネシア生まれのインドネシア育ちの日本人」が多く、日本人コミュニティの結束は東南アジア他国と比較しても非常に強い傾向があります。
一方で、インドネシア教育移住において正直にお伝えすべき課題があります。
ジャカルタの交通渋滞と洪水リスク(雨季の浸水)、大気汚染、インフラ整備の遅れ。これらはバンコクと似た課題ですが、規模・深刻さではジャカルタがさらに上回る場合もあります。また、バリ島は観光立国ならではの魅力がある一方、高等教育(高校レベルのDP)のインター校選択肢がまだ限られているという現実もあります。
【学費ランキング】インドネシアのインター校の相場(日本円目安)

インドネシアのインター校は、シンガポールよりは大幅に安く、バンコク・ベトナムと同程度かやや低い水準です。
ただし、Tier 1校(JIS・BSJなど)はシンガポールのTier 2校に近い学費水準であり、「安い」というイメージは Tier 1 には当てはまりません。
大きく3つの「Tier(階層)」に分けることができます。
(※1USD=約152円で計算(2026年3月現在)、学年はGrade 1〜Grade 9の目安。多くの学校がUSD建てで学費を設定しています)
🥇 Tier 1:プレミアム校(年間 US$25,000〜US$40,000 / 約380万〜600万円)
インドネシアを代表する歴史と実績を持つトップスクール。ジャカルタ南部の外国人居住区(ポンドックインダー・チランダック・ブロックM周辺)に位置し、外交官・多国籍企業幹部の子弟が多く在籍します。進学実績・施設・課外活動の充実度はインドネシア随一です。
ジャカルタの最上位校は、近年学費が上昇傾向にあります。
Jakarta Intercultural School (JIS)
1951年創立。インドネシア最古・最高峰の米国系インターナショナルスクールで、南ジャカルタのポンドックインダー、パティムラ、チランダックの3拠点体制を持ちます。50カ国以上から約2,600名の生徒が在籍するインドネシア最大規模のプレミアムインター校です。
米国式カリキュラム(AP)とIBDPの双方を提供しており、スポーツ・芸術・課外活動の充実度はインドネシアトップクラス。米国・欧州トップ大学への進学実績も際立っています。日本人駐在員ファミリーにとっても、長年インドネシアの「御三家筆頭」として認識されてきた学校です。
British School Jakarta (BSJ)
2002年開校。南ジャカルタのビンタロ地区に位置するインドネシア唯一の本格英国系インターナショナルスクールです。
英国式カリキュラム(IGCSE / A-Level)を一貫して提供しており、英国・オーストラリア・欧州系の駐在員ファミリーから圧倒的な支持を受けています。少人数制クラスと手厚い個別指導が特長で、アカデミックな水準はインドネシアトップクラスです。近年、日本人・韓国人・インド系の生徒も増加しており、多国籍な環境が形成されています。
Gandhi Memorial International School (GMIS) Jakarta
インド系の財団が設立した、ジャカルタを代表する大規模IBフルプログラム(PYP・MYP・DP)認定校です。
北ジャカルタのクマヨラン地区に広大なキャンパスを構え、約3,000名以上が在籍するインドネシア最大規模のインター校の一つです。IBDPの実績が高く評価されており、インド系・韓国系・日本系・欧米系・インドネシア系と非常に多国籍な生徒構成が特徴。Tier 1校の中では比較的学費が抑えめで、コストパフォーマンスの観点から注目を集めています。
Sekolah Pelita Harapan (SPH) — Lippo Village / Kemang / Simatupang
インドネシア最大のキリスト教系インターナショナルスクールグループ。リッポビレッジ(タンゲラン)・クマン(南ジャカルタ)・シマトゥパン(南ジャカルタ)など複数のキャンパスを展開しています。
IBフルプログラムと英国式カリキュラムを提供しており、インドネシア人富裕層・外国人駐在員双方から長年の支持を集めています。特にリッポビレッジキャンパスは、大規模な計画都市の中に広大なキャンパスを持ち、寄宿制にも対応しています。
🥈 Tier 2:中堅人気校(年間 US$15,000〜US$25,000 / 約230万〜380万円)
教育の質と学費のバランスが非常に良く、日本人の駐在員や教育移住者に最も選ばれやすい層です。ジャカルタ南部の外国人居住エリアからのアクセスが良い学校が多く、EAL(英語補講)やJapanese Mother Tongue(日本語母語授業)のサポート体制も比較的充実しています。
Global Jaya School
ビンタロ地区に位置するIBフルプログラム(PYP・MYP・DP)認定校。
日本人コミュニティが比較的多く形成されており、EALのサポートが手厚いことで日本人駐在員ファミリーに特に人気の高い学校です。JISより学費が抑えめでありながら、IBカリキュラムの質は高く評価されています。ビンタロという外国人居住エリアの中心にあるアクセスの良さも大きな魅力で、インドネシアに赴任した日本人ファミリーの「第一の選択肢」となるケースが多い学校です。
Cita Buana International School
南ジャカルタのジャガカルサ地区に位置する、IBフルプログラム(PYP・MYP・DP)認定の中規模インター校です。
少人数制クラスと手厚いカウンセリング体制が特徴で、英語力が十分でない段階での転入を積極的に受け入れています。日本人コミュニティも一定数形成されており、アットホームな校風が「初めてのインター校」として選ばれる理由となっています。
ACG School Jakarta
ニュージーランド・オーストラリア系のACGグループとノルド・アングリア・エデュケーション(NAE)グループが連携する、南ジャカルタのインターナショナルスクールです。
英国式カリキュラム(IGCSE / A-Level)とIB DPを提供しており、世界規模のNAEグループのリソースを活用したSTEM教育・芸術プログラムが充実しています。英語圏(英国・オーストラリア・ニュージーランド)大学を目指す家庭に特に選ばれています。
Singapore Intercultural School (SIS) Jakarta
シンガポール式教育メソッドをベースにしたインターナショナルスクール。
ジャカルタ市内に複数のキャンパスを展開しており、英語・中国語・インドネシア語のトライリンガル教育に力を入れています。シンガポール式で定評のある算数(Singapore Math)と理科の教育水準が高く、アジア系(中国系・インド系・日本人・韓国人)の駐在員ファミリーから支持を集めています。学費もTier 1校より抑えめです。
Bina Bangsa School (BBS)
BSD(Bumi Serpong Damai)シティ・PIK(パントゥライ・インダー・カピュック)・スラバヤなど複数都市にキャンパスを持つ成長著しいインター校グループ。
英国式(IGCSE / A-Level)とIBを組み合わせたカリキュラムで、BSD(南タンゲラン)在住の日本人ファミリーや、ジャカルタ西部エリアへの赴任者にとって有力な選択肢として機能しています。
Mentari International Schools
ジャカルタ市内(ルサリ・バンテン通り他)に複数キャンパスを持つ中規模インター校グループ。
IBフルプログラムを提供しており、ジャカルタ中心部(スディルマン・タムリン周辺)に勤務する駐在員ファミリーや、都心型の学校環境を求めるご家庭に選ばれています。
🥉 Tier 3:コストパフォーマンス校(年間 US$6,000〜US$15,000 / 約90万〜230万円)
インドネシアならではの低コストを最大限に活かした学校群です。インドネシア人生徒の割合が高めで、英語教育とインドネシア語が混在する環境となります。「学費を最大限抑えながら英語環境に子どもを入れたい」というご家庭や、工業団地エリア勤務のご家庭の選択肢として機能しています。
Jakarta Multicultural School (JMS)
小規模校ならではの丁寧な個別対応と、郊外の落ち着いた環境に位置するアクセスの良さが魅力。
インクルーシブ教育・多文化共生を教育理念の中心に置いており、特別な学習ニーズを持つお子様への対応や、英語力ゼロからのスタートに柔軟に対応する懐の深さが特徴です。小規模校ならではの丁寧な個別対応と、郊外の落ち着いた環境に位置するアクセスの良さが魅力。
High Scope Indonesia
米国式カリキュラムをベースに、プロジェクトベース学習(PBL)を重視するインドネシア発祥の教育グループ。
ジャカルタ市内に複数のキャンパスを展開しており、インドネシア人富裕層と外国人が混在する環境で英語教育を受けられます。Tier 3の中では教育の質が高く評価されており、コスト重視のご家庭の選択肢として機能しています。
徹底比較!日本人が多い学校 vs 国際色が強い学校
「日本人が多い方が安心か、少ない方が英語が伸びるか」
これはインドネシアで学校探しをするすべての日本人家庭が直面する永遠のテーマです。
インドネシア特有の事情として、「製造業駐在員が多く、同じ会社・業界の日本人が同じ学校に集中しやすい」という傾向があります。これはバンコク・シンガポールよりも顕著で、特定の学校に「特定の日系企業の子どもが多い」という状況が生まれやすい環境です。
日本人が多い(サポートが手厚い)学校
ジャカルタ南部(チランダック・ポンドックインダー・ビンタロ)の外国人居住エリアに集中しており、全校生徒に占める日本人の割合が10〜20%と比較的高めな学校です。
メリット
- EAL(英語補講)が非常に充実
英語ゼロからでも受け入れてくれる懐の深さがあります。 - 日本語維持(Japanese Mother Tongue)の授業
国語の授業が正規カリキュラムに組み込まれている学校があり、帰国子女受験やIBの「日本語A」選択に有利です。 - 製造業コミュニティの強い絆
インドネシアの日本人駐在員コミュニティは結束が強く、同じ業界・会社の先輩ファミリーからの生活情報(病院・習い事・インドネシア語塾・アユン運転手の紹介など)が赴任初期に非常に役立ちます。
デメリット
- 日本語環境への甘え
日本人コミュニティが強固なため、学校外でも日本語で完結してしまいがちで、英語の伸びが遅くなるリスクがあります。
代表的な学校
- Global Jaya International School
ビンタロエリアの日本人駐在員が最も多く選ぶ定番校。EAL・JMTサポートが充実しており、日本語MTも提供。 - Jakarta International School (JIS) チランダックキャンパス
チランダックの日本人居住区に近く、日本人スタッフも在籍。 - Cita Buana International School
アットホームな環境で英語ゼロからのスタートに定評あり。日本人コミュニティも一定数形成されている。
国際色が強い(多国籍)学校
特定国籍の集中を避けるよう設計された大規模校や、外交官・国連職員の子弟が多く集まる学校です。
メリット
- 真のグローバル環境 50カ国以上から生徒が集まる学校では、英語が唯一の共通言語となり、異文化理解が自然に育まれます。
- 高いアカデミックレベル 多国籍環境で切磋琢磨することで、語学力だけでなく自己表現力・批判的思考力が早期に身につきます。
デメリット
- 入学ハードルが高い
EALの枠が限られており、特に小学校高学年以上での編入はある程度の英語力が求められます。 - ウェイティングが発生することがある
JIS・BSJはウェイティングが出るケースがあり、早めの問い合わせが必須です。
代表的な学校
- Jakarta International School (JIS)
50カ国以上から約2,600名。インドネシア最大の多国籍コミュニティを形成するフラッグシップ校。 - British School Jakarta (BSJ)
英国系外交官・欧州系企業の駐在員が中心。少人数制で高いアカデミック水準。 - Gandhi Memorial International School (GMIS)
インド系・韓国系・日本系・欧米系・インドネシア系が高度に混在する真の多国籍環境。
【日本人向け】インドネシアのインター校 おすすめ20校リスト

【ジャカルタ編】
【ジャカルタ御三家(Tier 1)】
1. Jakarta Intercultural School (JIS)
- 特徴:1951年創立のインドネシア最古・最高峰の米国系インター校。50カ国以上から約2,600名。AP・IBDPを提供し、課外活動・スポーツ・進学実績ともにインドネシアの絶対的頂点。ポンドックインダー・パティムラ・チランダックの3キャンパス体制。
- URL:https://www.jisedu.or.id
- カリキュラム:米国式(AP)/ IB DP
- 立地:ポンドックインダー / パティムラ / チランダック
2. British School Jakarta (BSJ)
- 特徴:インドネシア唯一の本格英国系インター校。IGCSE / A-Levelを提供。少人数制の高いアカデミック水準と英国式礼節教育が魅力。英国・欧州・オーストラリア系駐在員ファミリーの最高峰の選択肢。
- URL:https://www.bsj.sch.id
- カリキュラム:英国式(IGCSE / A-Level)
- 立地:ビンタロ・ジャヤ(南タンゲラン)
3. Gandhi Memorial International School (GMIS) Jakarta
- 特徴:インドネシア最大規模のIBフルプログラム校。約3,000名超が在籍。インド系・韓国系・日本系・欧米系・インドネシア系が高度に混在する真の多国籍環境。Tier 1の中では比較的学費が抑えめなコスパ重視のTier 1校。
- URL:https://www.gandhijakarta.sch.id
- カリキュラム:IB(PYP, MYP, DP)
- 立地:クマヨラン(中央ジャカルタ)
【英国式・IB系名門校】
4. Sekolah Pelita Harapan (SPH) — Lippo Village
- 特徴:インドネシア最大のキリスト教系インターナショナルスクールグループの旗艦キャンパス。タンゲランの大規模計画都市「リッポビレッジ」に広大なキャンパスと充実した寄宿設備を持つ。IBフルプログラムを提供し、インドネシア人富裕層・外国人双方から長年の信頼を集めている。
- URL:https://www.sph.edu
- カリキュラム:IB(PYP, MYP, DP)/ 英国式(IGCSE)
- 立地:リッポビレッジ(カラワチ、タンゲラン)
5. ACG School Jakarta
- 特徴:ニュージーランド・英国系のACG/NAEグループ。IGCSE / A-LevelとIB DPを提供。世界規模のNAEリソースを活用したSTEM・芸術教育が充実。英国圏・オーストラリア・ニュージーランド大学志望の家庭に特に人気。
- URL:https://www.acgedu.com/jakarta
- カリキュラム:英国式(IGCSE / A-Level)/ IB DP
- 立地:ジャティ・パダン(南ジャカルタ)
【日本人に大人気の中堅・好アクセス校】
6. Global Jaya School
- 特徴:ビンタロ地区に位置するIBフルプログラム校。日本人コミュニティが最も形成されている中堅校の筆頭。JMT(日本語MT)授業完備、EAL対応充実で帰国子女受験にも強い。「日本人ファミリーにとっての定番校」として長年選ばれ続けている。
- URL:https://www.globaljaya.sch.id
- カリキュラム:IB(PYP, MYP, DP)
- 立地:ビンタロ・ジャヤ(南タンゲラン)
7. Cita Buana International School
- 特徴:ジャガカルサ地区の中規模IBフルプログラム校。少人数制と手厚いEALサポートで英語ゼロからの転入に定評あり。アットホームな校風で「初めてのインター校」として選ばれるケースが多い。日本人コミュニティも形成されている。
- URL:https://www.citabuana.sch.id
- カリキュラム:IB(PYP, MYP, DP)
- 立地:ジャガカルサ(南ジャカルタ)
8. Singapore Intercultural School (SIS) Jakarta
- 特徴:シンガポール式算数・理科教育の高さに定評。市内複数キャンパス展開。英語・中国語・インドネシア語のトライリンガル教育が可能。アジア系駐在員ファミリーに支持されており、学費もTier 1より抑えめ。
- URL:https://www.sis.or.id
- カリキュラム:シンガポール式 / 英国式(IGCSE)
- 立地:ボナ・ビスタ(南ジャカルタ)他
9. Sekolah Pelita Harapan (SPH) — Kemang / Simatupang
- 特徴:SPHグループの南ジャカルタキャンパス。リッポビレッジ校より市街地に近く、チランダック・クマン・ポンドックインダー周辺に住む外国人ファミリーのアクセスに優れた選択肢。IBフルプログラムを提供しており、キリスト教的な価値観と高いアカデミック水準を両立。
- URL:https://www.sph.edu
- カリキュラム:IB(PYP, MYP, DP)/ 英国式(IGCSE)
- 立地:クマン / シマトゥパン(南ジャカルタ)
10. Bina Bangsa School (BBS) — PIK / Kebon Jeruk
- 特徴:PIKやケーボン・ジェルックなど複数エリアにキャンパスを持つインター校。ジャカルタ西部エリアや北ジャカルタに勤務する日本人・韓国人駐在員ファミリーのアクセスに特に優れた選択肢。英国式・IBを組み合わせたカリキュラムを提供。
- URL:https://www.bbs.sch.id
- カリキュラム:英国式(IGCSE / A-Level)/ IB DP
- 立地:PIK(北ジャカルタ)/ ケーボン・ジェルック(西ジャカルタ)他
【特色あるカリキュラム・工業団地エリア型】
11. Mentari International Schools
- 特徴:ジャカルタ市内複数キャンパスを持つ中規模IBフルプログラム校グループ。都心部(スディルマン・タムリン周辺)に勤務する駐在員ファミリーや、都心型の学校環境を求めるご家庭に選ばれています。EALサポートも整備されています。
- URL:https://www.mentari.sch.id
- カリキュラム:IB(PYP, MYP, DP)
- 立地:市内複数(ルサリ他)
12. Jakarta Multicultural School (JMS)
- 特徴:チプタット地区の小規模校。インクルーシブ教育・多文化共生を理念の中心に置き、特別な学習ニーズを持つお子様への対応と英語ゼロからのスタートに特に強みを持つ。大規模校では対応が難しい細やかなサポートを求めるご家庭向け。
- URL:https://www.jms.sch.id
- カリキュラム:米国式 / IB PYP
- 立地:チプタット(南ジャカルタ郊外)
13. Sekolah Jepang Jakarta(ジャカルタ日本人学校)※参考
- 特徴:文部科学省認定の在外教育施設。ビンタロ・ジャヤ地区に位置し、日本への帰国を前提とした日本の学習指導要領に準拠した授業を行います。インター校と補習校(土曜日)の併用パターンも定番化しています。
- URL:https://www.jsjkt.org
- カリキュラム:日本式(文部科学省準拠)
- 立地:ビンタロ・ジャヤ(南タンゲラン)
【バリ島編】
14. Green School Bali
- 特徴:2008年創立。世界で最もユニークなインターナショナルスクールの一つとして世界的に名高い、バリ島ウブド近郊のエコスクール。竹で建てられた建築物と、熱帯雨林の中のキャンパスが象徴的です。IBフルプログラム(PYP・MYP・DP)を提供しており、環境教育・持続可能性・アントレプレナーシップを教育の中核に置いています。世界中のエコ志向・オルタナティブ教育を求めるご家庭から注目を集めており、バリ移住・教育移住の最大の目的地として機能しています。学費はTier 2水準でありながら、教育の独自性・国際的な評価はTier 1相当です。
- URL:https://www.greenschool.org
- カリキュラム:IB(PYP, MYP, DP)
- 立地:アビアンセマル(Abiansemal / ウブド近郊)
15. Bali Island School (BIS)
- 特徴:1983年創立。バリ島サヌール地区に位置する、バリ最古のインターナショナルスクール。米国式カリキュラムとIBフルプログラムを提供しており、バリ島に長年在住する外国人コミュニティ(欧米系・日本人・オーストラリア系)の中核的な存在です。サヌールというバリ島南部の落ち着いたエリアに位置し、観光地の喧騒から離れた住環境と組み合わせるご家庭に選ばれています。
- URL:https://www.baliinternationalschool.com
- カリキュラム:米国式(AP)/ IB(PYP, MYP, DP)
- 立地:サヌール(バリ島)
16. Canggu Community School
- 特徴:バリ島カングー地区に位置する小規模インター校。世界中からのデジタルノマド・教育移住者が集まるカングーという特殊な多国籍コミュニティの中に立地しており、生徒の国籍が非常に多様です。IB PYPを提供しており、自由でオープンな校風が特徴。バリ移住ファミリーの中でも特にデジタルノマド・リモートワーカー家庭に選ばれています。現在は高校課程(IB DP)まで提供しており、一貫した教育が可能です。
- URL:https://www.canggucommunityschool.com
- カリキュラム:IB(PYP, MYP, DP)
- 立地:カングー(バリ島)
17. Sunrise School Bali
- 特徴:バリ島スミニャック地区に位置する小規模インター校。米国式カリキュラムをベースにしており、バリ島南部の観光エリア(スミニャック・クロボカン)在住の外国人ファミリーに選ばれています。小学校課程が中心で、少人数制と家庭的な雰囲気が魅力です。
- URL:https://www.sunriseschoolbali.com
- カリキュラム:米国式
- 立地:クロボカン(スミニャック近郊)
【その他都市編】
18. Surabaya European School (SES)
- 特徴:インドネシア第二の都市スラバヤに位置する、欧州系・欧米系の老舗インター校。IBフルプログラム(PYP・MYP・DP)を提供しており、スラバヤへの赴任が決まったご家庭の選択肢として長年機能しています。欧米系の製造業・商社系駐在員ファミリーに根強い支持があります。
- URL:https://www.ses.or.id
- カリキュラム:IB(PYP, MYP, DP)
- 立地:スラバヤ市(東ジャワ州)
19. Surabaya International School (SIS)
- 特徴:スラバヤのもう一つの有力インター校。米国式カリキュラムをベースにしており、スラバヤの外国人コミュニティ(日本人・韓国人・欧米系)に選ばれています。スラバヤ赴任の日本人ファミリーにとって、SESとともに二大選択肢の一つとして機能しています。
- URL:https://www.sis.sch.id
- カリキュラム:米国式 / IB PYP
- 立地:スラバヤ市(東ジャワ州)
20. QSI International School — Medan / Balikpapan
- 特徴:米国QSIグループのインドネシア地方都市校。スマトラ島メダン(資源・農業産業)やカリマンタン島バリクパパン(石油・天然ガス産業)など、主要インター校が少ない地方都市・資源産業都市への赴任が決まったご家庭にとって貴重な選択肢です。
- URL:https://www.qsi.org
- カリキュラム:米国式
- 立地:メダン(北スマトラ州)/ バリクパパン(東カリマンタン州)
【2025-2026年】インドネシアのインター校・最新トレンド
インドネシアのインター校事情は、経済成長、外国人人口の変化、バリ島の台頭により大きく変化しています。教育移住や駐在を検討する上で押さえるべき3つの最新トレンドを解説します。
① KITAS(滞在許可証)・セカンドホームビザと長期滞在の現実
インドネシアへの長期滞在・教育移住にあたり、ビザ・滞在許可制度の理解は不可欠です。
知っておくべきリアルな取得条件・注意点
就労KITAS(Kartu Izin Tinggal Terbatas)と家族同伴KITAS
インドネシアでの就労には、企業スポンサーによるKITAS(外国人一時滞在許可証)が必要です。就労KITASを持つ主たる稼ぎ手の配偶者・子どもは「家族同伴KITAS」で滞在でき、子どものインター校入学と連動して滞在が維持されます。KITASは通常1〜2年ごとの更新が必要です。
セカンドホームビザ(Second Home Visa)の活用
インドネシア政府は2022年に「セカンドホームビザ」を導入しました。5年間(最大10年)の長期滞在を可能にするこのビザは、約200万円相当のインドネシア国内銀行口座残高(20億ルピア以上)を条件に取得できます。就労ビザを持たない形での「母子教育移住」を実現する手段として、このセカンドホームビザを活用するご家庭が増えつつあります。タイのEDビザ制度に近い利便性を持つ制度として注目されています。
ビザ取得の注意点
インドネシアのビザ・KITAS手続きは書類の複雑さで知られており、現地の代理業者(ビザエージェント)を活用するご家庭が大多数です。赴任前に会社の現地総務担当者、または信頼できるエージェントへの相談を早めに行うことを強くお勧めします。
② バリ島の「教育移住拠点化」と新しい生活スタイルの台頭
2020年代に入り、バリ島への世界中からのデジタルノマド・教育移住者の流入が急増しています。特にカングー・スミニャック・チャングー地区には欧米・オーストラリア・日本からのリモートワーカー家庭が集積しており、Green School Bali・Canggu Community Schoolなど、バリ島特有の「自由でクリエイティブな教育環境」を求めるご家庭の需要に応える学校が急成長しています。
バリ移住の魅力と現実的な注意点
バリ島は年間を通じて温暖な気候・豊かな自然・リーズナブルな物価・ストレスの少ない生活環境という、ジャカルタとは対照的な生活スタイルを提供します。一方で、高校課程(IB DP)を提供できるインター校がまだ限られており、Green School BaliとBali International Schoolが事実上の二択です。「小学校〜中学校はバリで、高校はジャカルタや海外の寄宿制校へ」というライフプランを事前に設計しておくことが現実的な対処法です。
③ ジャカルタの「首都機能移転」とBSK(新首都ヌサンタラ)の影響
政府はジャカルタの過密解消のため、カリマンタン島のヌサンタラ(IKN)へ首都機能の移転を進めています。しかし、2026年現在、現地の教育インフラ整備は初期段階です。ジャカルタは今後も東南アジア最大のビジネスハブとして機能するため、インター校の選択肢や質において、当面はジャカルタが最有力拠点であり続けます。
失敗しない学校選びのポイント
インドネシア、特にジャカルタは、東南アジア最大の日系製造業コミュニティを擁し、質の高いインター校と厚い日本人コミュニティが両立する、駐在員ファミリーにとって心強い環境です。
しかし、学校選びにおいては以下の点に注意してください。
- ジャカルタの「交通渋滞」は東南アジア最悪クラスと心得る
ジャカルタの渋滞は世界最悪クラスです。居住地、勤務先、学校の位置関係を同時に検討し、移動時間を最小化してください。ポンドックインダーやチランダックなど、インター校が集積する外国人居住区を選ぶのが最も合理的です。 - 雨季(11〜3月)の洪水リスクを住居選びで回避
11月から3月の雨季には深刻な洪水が発生します。通学路の冠水による休校も珍しくないため、住居選びでは必ず洪水リスクマップを確認し、高台や水はけの良いエリアを選定してください。 - バリ島は「高校課程の選択肢が限られる」ことを計画に織り込む
バリ移住を検討するご家庭は、高校段階(14歳以降)のインター校選択肢が事実上2〜3校に限られることを事前に計画に組み込んでください。「小学校〜中学校はバリで、高校段階でジャカルタ・シンガポール・日本に移る」という複数フェーズの教育計画を赴任前に設計しておくことが現実的です。 - EAL(英語補講)の空き枠と日本語サポートを確認
Tier 1校(JIS・BSJ)はEAL枠に限りがあります。英語力が十分でない状態での転入時には、EALの空き状況と日本語対応スタッフの有無を事前に確認してください。Global Jaya・Cita Buanaなど日本人コミュニティが厚い中堅校のほうが、EAL枠を確保しやすい傾向があります。 - ウェイティングリストは早めに登録
JIS・BSJ・GMISなどTier 1校は、人気が高く入学まで待機が発生するケースがあります。赴任が決まった時点で即座に問い合わせを行い、ウェイティングリストへの登録を最優先で行いましょう。 - まずはスクールツアー(見学)へ
インドネシアの学校の実際の雰囲気・施設の状態・セキュリティ体制・スクールバスのルートは、ウェブサイトだけでは把握できません。必ず現地見学を行い、通学路の安全性・校内の警備・スタッフの対応を自分の目で確認しましょう。
まとめ
インドネシアでの教育移住や駐在帯同は、東南アジア最大の島嶼国家のダイナミックな経済と多様な文化、すなわちジャカルタの国際ビジネス都市としての躍動感や、バリ島の自然と創造性に満ちた生活環境のいずれかを舞台に、子どもが真のグローバル人材として成長できる貴重な体験です。
ぜひ、ご家庭の教育方針にぴったりの学校と都市を見つけてください!




