【2025-2026最新版】ベトナム(ホーチミン・ハノイ)のインターナショナルスクール完全ガイド

アジア最速クラスの経済成長を続けるベトナム。経済の中心地ホーチミンと首都ハノイは、国際ビジネスの新興拠点として多国籍企業が集積し、駐在員ファミリーや教育移住先として近年急激に人気を高めています。
最大の魅力は、急速に高水準化が進む多様な教育環境です。ホーチミンとハノイを合わせて80校以上のインター校が集まり、英国式、米国式、IB(国際バカロレア)、フランス式など、世界トップ大学への進学を見据えた幅広い選択肢が整ってきています。
一方で、「シンガポールやバンコクなど成熟した都市と比べて教育の質はどうなの?」「学費の相場感は?」「ベトナム語は必須?」「ホーチミンとハノイ、教育移住するならどちらが良い?」といった、発展途上国ならではのリアルな疑問を抱える保護者の方も多いはずです。
本記事では、こうした不安に正直に向き合いながら、ベトナムインター校の最新事情から学費の相場、ホーチミン・ハノイそれぞれのおすすめ20校リストまで、後悔しない学校選びに必要な情報を完全網羅してお届けします。
ベトナムのインターナショナルスクールの特徴とカリキュラム

ベトナムのインター校最大の特徴は、「東南アジアの中でも際立つコストパフォーマンス」と「急速に充実しつつある多国籍コミュニティ」です。
バンコクやシンガポールと比べると学校数・歴史では後発ですが、2010年代以降の外資系企業の進出ラッシュに伴い、教育環境の整備が急ピッチで進んでいます。
主に以下の4つの教育体系が提供されています。
①IB(国際バカロレア)
思考力・探究型教育を重視。PYP(小学)、MYP(中学)、DP(高校)の3段階で構成されています。世界中の大学進学に有利で、ベトナムでも近年急速に認定校が増加しています。欧米トップ大学への進学を視野に入れる家庭の第一選択肢となっています。
②British Curriculum(英国式)
IGCSEおよびA-Levelという世界的に認知された資格を取得します。ベトナムのTier 1校の多くが採用しており、イギリス・オーストラリア・欧州の大学を志向する家庭に人気です。アカデミックな評価が明確で、基礎学力を体系的に身につけさせたいご家庭に選ばれています。
③American Curriculum(米国式)
High School DiplomaやAP(Advanced Placement)を通じて大学進学を目指します。クラブ活動・スポーツ・ボランティアを含む全人的なアプローチが特徴で、米国・カナダの大学を目指す家庭に選ばれています。ベトナムでは特にホーチミンで米国系の学校数が多い傾向があります。
④French Curriculum(フランス式)
ベトナムがかつてフランス領インドシナであった歴史的背景から、フランス式教育機関(リセ・フランセ)がホーチミン・ハノイ双方に根付いています。フランス大学進学を目指す家庭だけでなく、フランス語を第二言語として習得させたい家庭にも選ばれています。

ベトナムのインター校は「コスパ最高のアジア新興拠点」として急成長中
ベトナムのインター校は、シンガポールやバンコクの有名校と比較すると歴史や規模では劣るものの、「学費の安さ」「生活コストの低さ」「急速に向上する教育の質」という三拍子が揃った、コストパフォーマンスに優れた教育移住先として注目を集めています。
特にホーチミンは、2区(トゥードゥック市)・7区(フーミーフン)といった外国人居住区にインター校が集中しており、日本人・韓国人・欧米人のコミュニティが形成されています。
年間の学費がシンガポールの半額以下で、同水準のIBカリキュラムを受けられる点が最大の魅力です。
一方で、「英語以外に現地語(ベトナム語)の授業があるか」「停電や交通渋滞などインフラ面での課題はあるか」「進学実績データの透明性がシンガポール・バンコクより低い」といった点は、事前にしっかり確認しておく必要があります。
【学費ランキング】ベトナムのインター校の相場(日本円目安)

学校選びで最も気になるのが学費です。ベトナムのインター校は、バンコクと同程度かやや低い水準から、シンガポールのTier 2レベルに相当する学校まで幅広い選択肢があります。大きく3つの「Tier(階層)」に分けることができます。
(※1USD=約152円で計算(2026年3月現在)、学年はGrade 1〜Grade 9の目安)
🥇 Tier 1:プレミアム校(年間 US$20,000〜US$32,000 / 約300万〜490万円)
ベトナムを代表する歴史と実績を持つトップスクール。最新鋭のキャンパス設備、充実した課外活動プログラム、経験豊富な外国人教師陣を誇ります。シンガポールのTier 1校と比較すると学費は大幅に抑えられており、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。
British International School (BIS) — Ho Chi Minh City
ノルド・アングリア・エデュケーション・グループ傘下の英国系インターナショナルスクール。
ホーチミン市2区(トゥードゥック市タオディエン)の外国人居住区にキャンパスを持ち、英国式カリキュラム(IGCSE / A-Level / IB DP)を提供しています。世界規模のノルド・アングリアグループのリソースを活用したSTEM教育・芸術プログラムが充実しており、ベトナムの英国系インター校の中でもトップクラスの実績を誇ります。
Saigon South International School (SSIS)
1997年創立。ホーチミン市7区(フーミーフン)の外国人居住区に位置する、米国系インターナショナルスクール。
米国式カリキュラムをベースにしながら高校ではIBDPも提供しており、50カ国以上からの生徒が在籍します。広大なキャンパスとスポーツ・課外活動の充実度がベトナムトップクラスで、米国系のオープンな校風が特徴です。
Renaissance International School Saigon
1994年創立。ホーチミン市7区に位置する老舗インターナショナルスクールで、英国式カリキュラム(IGCSE / A-Level)とIB PYPを提供しています。
ベトナムのインター校の中でも最も長い歴史を持つ学校の一つとして、長年在住する外国人ファミリーから厚い信頼を集めています。
United Nations International School Hanoi (UNIS Hanoi)
1988年創立。ハノイ市タイホー区(西湖周辺)に位置する、国連関連のインターナショナルスクールです。
IBフルプログラム(PYP・MYP・DP)を一貫して提供しており、外交官・国連職員・多国籍企業幹部の子弟が多く在籍するハノイ最高峰のインター校です。国際色・アカデミックレベルともにベトナム国内で他の追随を許しません。
🥈 Tier 2:中堅人気校(年間 US$12,000〜US$20,000 / 約180万〜300万円)
教育の質と学費のバランスが良く、日本人駐在員や教育移住者に最も選ばれやすい層です。EAL(英語補講)やJapanese Mother Tongue(日本語母語授業)のサポート体制も比較的充実しており、英語ゼロからでも対応できる学校が多い点が魅力です。
International School Ho Chi Minh City (ISHCMC)
1993年創立。ホーチミン市2区(トゥードゥック市)に位置するIBフルプログラム認定校。
PYP・MYP・DPを一貫して提供しており、欧米系・日本系・韓国系の生徒が多く在籍します。EALサポートが充実しており、英語力が十分でない状態での転入を積極的に受け入れています。日本人コミュニティもしっかり形成されています。
Lycée Français International Marguerite Duras (LFMD) — Ho Chi Minh City
フランス政府公認のリセ・フランセ。ホーチミン市9区(現トゥードゥック市)に広大なキャンパスを持ち、フランス国家カリキュラムに基づいた教育(バカロレア取得)を提供します。
フランス語を母語とするファミリーはもちろん、フランス語を第二言語として学ばせたい欧州系・日本人ファミリーにも選ばれています。ベトナムの歴史的・文化的背景とフランス教育が融合した独自の学習環境が魅力です。
Singapore International School (SIS) — Ho Chi Minh City
シンガポール式教育メソッドを基盤にしたインターナショナルスクール。
ホーチミン市内に複数のキャンパスを展開しており、英語・中国語・ベトナム語のトライリンガル教育に力を入れています。シンガポール式で定評のある算数(Singapore Math)と理科の教育水準が高く、アジア系駐在員ファミリーから強い支持を集めています。
Hanoi International School (HIS)
1994年創立。ハノイ市タイホー区に位置する、英国式カリキュラム(IGCSE / A-Level)とIB DPを提供するインターナショナルスクールです。
ハノイの外国人居住区「タイホー湖周辺」の中心に位置し、外交官・NGO・多国籍企業の駐在員ファミリーに長年選ばれてきた実績があります。EALサポートも充実しています。
Vietnam Australia International School (VAS)
2001年設立。ホーチミン市内に複数キャンパスを展開する、オーストラリア式カリキュラム(SACE / Australian Curriculum)をベースにしたインターナショナルスクールです。
ベトナム人生徒の割合が高めで、英語・ベトナム語のバイリンガル教育にも力を入れています。学費がTier 1校と比べ抑えめでありながら、英語教育環境の質は高く評価されています。
🥉 Tier 3:コストパフォーマンス校(年間 US$6,000〜US$12,000 / 約90万〜180万円)
ベトナムならではの低コストを最大限に活かした学校群です。欧米系に比べてアジア系(ベトナム・日本・韓国・台湾・中国)の生徒の割合が高く、各校が独自のカリキュラムや強みを持っています。「シンガポールやバンコクの半分以下の学費で、英語環境に子どもを入れたい」というご家庭に人気の選択肢です。
The Japanese School of Ho Chi Minh City(ホーチミン日本人学校)※参考
厳密にはインターナショナルスクールではなく、文部科学省認定の在外教育施設ですが、日本への帰国を前提とした教育環境を求めるご家庭の参考として掲載。日本の学習指導要領に準拠しており、帰国子女受験を視野に入れたご家庭が選ぶケースが多い。インター校との併用(放課後の英語塾など)で対応するご家庭も増えています。
Acacia International School
ホーチミン市2区に位置する、リーズナブルな学費で英国式(IGCSE)とIB PYPを提供する小〜中規模校。少人数制クラスと手厚い個別指導が特徴で、大規模校では対応が難しいお子様への丁寧なサポートを重視するご家庭から支持されています。
Horizon International Bilingual School
ホーチミン市内に複数キャンパスを持つ、ベトナム人と外国人生徒が混在するバイリンガル系インター校。英語とベトナム語の両言語での授業を行い、将来的にベトナムでビジネスを展開することを見据えるご家庭に選ばれています。学費はTier 1〜2校の3分の1程度と、ベトナムの中でも最もリーズナブルな部類に入ります。
徹底比較!日本人が多い学校 vs 国際色が強い学校
「日本人が多い方が安心か、少ない方が英語が伸びるか」
これはベトナムで学校探しをするすべての日本人家庭が直面する永遠のテーマです。
結論から言うと、正解はありません。「お子様の年齢・性格」「現在の英語力」「将来的な進路(日本への帰国受験か、海外大学進学か)」によって最適な環境は大きく変わります。それぞれのメリット・デメリットと代表校を見ていきましょう。
日本人が多い(サポートが手厚い)学校
ホーチミン市2区・7区、ハノイ市タイホー区など外国人居住区に集中しており、全校生徒に占める日本人の割合が10〜25%と比較的高めな学校です。日本人コミュニティがしっかり形成されています。
メリット
- EAL(英語補講)が非常に充実
英語ゼロからでも受け入れてくれる懐の深さがあります。 - 日本語維持(Japanese Mother Tongue)の授業
国語の授業が正規カリキュラムに組み込まれている学校が多く、将来の帰国子女枠受験やIBの「日本語A」選択に有利です。 - 親の負担が少ない
日本語対応スタッフがいたり、日本人保護者のLINEグループで生活情報(病院・習い事・スーパー情報など)がすぐに手に入ります。ベトナムは初めての方が多い地域のため、このコミュニティの存在は特に心強い。
デメリット
- 日本語環境への甘え
休み時間も日本人同士で固まってしまいがちで、英語の伸びが遅くなるリスクがあります。
代表的な学校
- International School Ho Chi Minh City (ISHCMC)
日本人が10〜15%程度在籍。EALと日本語MTサポートに定評あり。2区の外国人居住区の中心に位置し通いやすい。 - British Vietnamese International School (BVIS)
日本人・韓国人駐在員に人気。複数キャンパスでアクセスの選択肢が広い。 - Hanoi International School (HIS)
ハノイの日本人コミュニティの中心的存在。英語ゼロからの編入実績も豊富。
国際色が強い(多国籍)学校
外交官・国連職員・多国籍企業幹部の子弟が多く集まる学校や、特定国籍の集中を避けるよう設計されたインター校です。
メリット
- 真のグローバル環境
特定のコミュニティが派閥を作らないため、生徒同士の「共通語」が自然と英語になります。多種多様な文化背景を持つ友人ができます。 - 高いアカデミックレベル
英語環境で揉まれるため、語学力だけでなく自己主張や異文化理解のスキルが早く身につきます。
デメリット
- 入学ハードルが高い
EALの枠が限られており、特に小学校高学年以上での編入は、ある程度の英語力が求められます。 - 親にも英語力が求められる
学校からの連絡や面談、多国籍なPTA活動など、保護者自身もある程度の英語力がないと孤立してしまう可能性があります。
代表的な学校
- UNIS Hanoi
外交官・国連職員の子弟が多く、ハノイの中で最も国際色豊か。40カ国以上から生徒が集まり、特定国籍への偏りが少ない。 - Saigon South International School (SSIS)
50カ国以上の生徒が在籍。ホーチミン7区フーミーフンの広大なキャンパスで、米国系のオープンなコミュニティを形成。 - Renaissance International School Saigon
老舗の英国系として多様な外国人コミュニティが長年形成されてきた。特定国籍への依存が少ない。
【日本人向け】ベトナムのインター校 おすすめ20校リスト

進学実績、英語サポートの手厚さ、日本人コミュニティからの評価を基に、ホーチミン・ハノイ別に注目すべき20校をジャンル別にリストアップしました。
【ホーチミン編】
【ホーチミン御三家(Tier 1)】
1. British International School (BIS) — HCMC
- 特徴:ノルド・アングリアグループの英国系インター校。2区の好立地でアクセス良好。世界規模グループのリソースを活かしたSTEM・芸術プログラムが充実。
- URL:https://www.nordangliaeducation.com/bvis-ho-chi-minh-city
- カリキュラム:英国式(IGCSE / A-Level)
- 立地:2区(トゥードゥック市タオディエン)
2. Saigon South International School (SSIS)
- 特徴:1997年創立。ホーチミン最大級のキャンパスと、50カ国以上の多国籍コミュニティ。米国式のオープンな校風でスポーツ・課外活動がベトナムトップクラス。
- URL:https://www.ssis.edu.vn
- カリキュラム:米国式(AP)/ IB DP
- 立地:7区(フーミーフン)
3. Renaissance International School Saigon
- 特徴:1994年創立の老舗英国系インター校。ベトナム在住の外交官・長期駐在員ファミリーから30年以上にわたり信頼されてきた実績と安定感が魅力。
- URL:https://www.renaissance.edu.vn
- カリキュラム:英国式(IGCSE / A-Level)/ IB PYP
- 立地:7区
【日本人に大人気の中堅・好アクセス校】
4. International School Ho Chi Minh City (ISHCMC)
- 特徴:2区の外国人居住区の中心に位置するIBフルプログラム校。EALと日本語MTサポートが充実しており、日本人駐在員ファミリーの中核的な選択肢。
- URL:https://www.ishcmc.com
- カリキュラム:IB(PYP, MYP, DP)
- 立地:2区(トゥードゥック市)
5. Singapore International School (SIS) — HCMC
- 特徴:ホーチミン市内に複数キャンパスを展開。シンガポール式算数・理科教育の高さに定評。英語・中国語・ベトナム語のトライリンガル教育が可能。
- URL:https://www.sisvietnam.com
- カリキュラム:シンガポール式 / 英国式(IGCSE)
- 立地:市内複数(ビンタン区・7区 他)
6. ISHCMC-American Academy (ISHCMC-AA)
- 特徴:ISHCMCの姉妹校として2012年に開校した米国式インター校。AP・米国式High School Diplomaに特化しており、北米大学への進学を目指す家庭の選択肢。EALサポートも充実。
- URL:https://www.ishcmc-aa.com
- カリキュラム:米国式(AP)
- 立地:2区(トゥードゥック市)
7. Lycée Français International Marguerite Duras (LFMD)
- 特徴:フランス政府公認リセ・フランセ。フランス語バカロレア取得を目指す。フランス語を第二言語として習得させたい欧州系・日本人ファミリーにも支持されている。
- URL:https://www.lfiduras.com
- カリキュラム:フランス式(バカロレア)
- 立地:9区(現トゥードゥック市)
8. Vietnam Australia International School (VAS)
- 特徴:オーストラリア式カリキュラムをベースにした多キャンパス展開校。学費が比較的抑えめで、英語・ベトナム語バイリンガル教育に力を入れている。
- URL:https://www.vas.edu.vn
- カリキュラム:オーストラリア式(SACE)
- 立地:市内複数(1区・ビンタン区・7区 他)
【特色あるカリキュラム・エリア型】
9. Acacia International School
- 特徴:2区の小〜中規模校。少人数制クラスと丁寧な個別指導が特長。英語ゼロからの編入や、大規模校では対応が難しい特別なニーズを持つお子様にも柔軟に対応。
- URL:https://www.acaciaschool.edu.vn
- カリキュラム:英国式(IGCSE)/ IB PYP
- 立地:2区(トゥードゥック市)
10. International School of Vietnam (ISV) — Binh Duong
- 特徴:ホーチミン郊外のビンズオン省(工業団地エリア)に位置するインター校。製造業系日系・韓国系企業の駐在員が多い地区で、工業団地エリアに勤務するご家庭の選択肢として機能しています。
- URL:https://www.isv.edu.vn
- カリキュラム:英国式(IGCSE)/ IB PYP
- 立地:ビンズオン省
【ハノイ編】
【ハノイ御三家(Tier 1)】
11. United Nations International School Hanoi (UNIS Hanoi)
- 特徴:1988年創立のハノイ最高峰インター校。外交官・国連職員・多国籍企業幹部の子弟が多く在籍。40カ国以上の圧倒的国際色とIBフルプログラムの高い実績が誇り。
- URL:https://www.unishanoi.org
- カリキュラム:IB(PYP, MYP, DP)
- 立地:タイホー区(西湖周辺)
12. British Vietnamese International School (BVIS) — Hanoi
- 特徴:ノルド・アングリアグループのハノイ校。英国式カリキュラム(IGCSE / A-Level / IB DP)を提供し、ハノイの英国系インター校の中でも学業・課外活動ともにトップクラスの評価を受けている。
- URL:https://www.nordangliaeducation.com/bis-hanoi
- カリキュラム:英国式(IGCSE / A-Level / IB DP)
- 立地:ロンビエン区(ビンホームズ・リバーサイド内)
13. Hanoi International School (HIS)
- 特徴:1994年創立のハノイ老舗インター校。外交官・駐在員ファミリーの信頼が厚く、EALサポートと日本語MTのサポートが充実。ハノイ中心部の好アクセスも魅力。
- URL:https://www.hishanoi.com
- カリキュラム:英国式(IGCSE / A-Level)/ IB DP
- 立地:バーディン区
【日本人に大人気の中堅・好アクセス校】
14. Concordia International School Hanoi
- 特徴:米国式カリキュラム(High School Diploma / AP)を提供するキリスト教系インターナショナルスクール。米国・カナダ大学志望の家庭に選ばれており、道徳教育と学業の両立を重んじる校風が特徴。日本人への対応実績も豊富。
- URL:https://www.concordiahanoi.org
- カリキュラム:米国式(AP)
- 立地:ドンアイン県(バントリ・ゴルフコンパウンド内)
15. Lycée Français Alexandre Yersin (LFAY) — Hanoi
- 特徴:フランス政府公認のハノイのリセ・フランセ。ベトナム・フランスの二国間文化交流の歴史を体現する学校として長年の実績を持ちます。フランス語バカロレア取得を目指す家庭の選択肢。
- URL:https://www.lyceefrancaishanoi.edu.vn
- カリキュラム:フランス式(バカロレア)
- 立地:ロンビエン区(ゴックトゥイ)
16. Hanoi Academy
- 特徴:ベトナム国内資本による新世代型インターナショナルスクール。英国式カリキュラムをベースに、創造的教育・プロジェクトベース学習(PBL)を強調した独自のアプローチが特徴。ベトナム人比率が高めで、英語とベトナム語のバイリンガル環境を重視するご家庭に向いています。
- URL:https://www.hanoiacademy.edu.vn
- カリキュラム:英国式(IGCSE)
- 立地:タイホー区
【特色あるカリキュラム・郊外型】
17. The Dewey Schools(旧 Gateway International School)
- 特徴:ハノイ市内・郊外に複数キャンパスを持ち、IB PYP・MYPを提供するハノイの中規模インター校。ベトナム語教育にも力を入れており、ベトナム現地に溶け込みながらグローバル教育を受けさせたいご家庭に選ばれています。
- URL:https://thedeweyschools.edu.vn/
- カリキュラム:ベトナム式 / 探究型プログラムなど
- 立地:カウザイ区 / タイホー区(Tay Ho Tay)など
18. Olympia Schools
- 特徴:ベトナム国内資本による急成長中の教育グループ。IGCSE・IB MYPを組み合わせた独自カリキュラムと、STEAM教育・起業家育成プログラムに特化した先進的な教育メソッドが注目を集めています。学費も手頃でベトナム人家庭にも高い人気を誇ります。
- URL:https://www.olympiaschools.edu.vn
- カリキュラム:英国式(IGCSE)/ IB MYP
- 立地:カウザイ区(ハノイ)
【コスパ・アジア系コミュニティ】
19. Korea International School (KIS) — Hanoi
- 特徴:韓国系インターナショナルスクール。米国式カリキュラムを採用し、韓国人・日本人・その他アジア系の生徒が多く在籍します。学費が抑えめで、韓国語・英語・ベトナム語の多言語環境が魅力のご家庭に向いています。
- URL:https://www.kis.edu.vn
- カリキュラム:米国式
- 立地:カウザイ区 / バクトゥリエム区(Mai Dich周辺)
20. Japan International School (JIS) — Hanoi ※参考
- 特徴:ハノイの日本人学校(在外教育施設)。日本の学習指導要領に準拠した授業を行う。日本への帰国受験を最優先するご家庭の主選択肢。インター校への転校を見据えた英語教育との併用ケースも増えています。
- URL:https://www.jishanoi.net
- カリキュラム:日本式(文部科学省準拠)
- 立地:ナムトゥリエム区
【2025-2026年】ベトナムのインター校・最新トレンド
ベトナムのインターナショナルスクール事情は、ここ数年で目覚ましく進化しています。これから教育移住や駐在を検討する方が知っておくべき最新の重要トピックを3つ解説します。
① 「ビザ・レジデンス」の整備と教育移住の現実
ベトナムの最大の魅力は、東南アジアの中でも際立つ生活コストの安さと、急速に向上するインフラです。
一方で、教育移住ビザ制度という観点では、タイやマレーシアと比較すると整備が発展途上の部分があります。
- 知っておくべきリアルな滞在条件・注意点
現在、子どものインター校就学を目的とした専用の「保護者ビザ」制度はありません。就労ビザ(Work Permit)を持つ主たる稼ぎ手の帯同という形(Dependant Visa)が基本となります。就労ビザなしで滞在する場合は、3〜6ヶ月ごとのビザ更新(観光ビザ延長・Eビザ等の活用)が必要となるケースもあり、長期滞在の安定性という観点ではタイ・マレーシアより慎重な計画が求められます。 - 「母子教育移住」の可否
純粋な母子教育移住については、タイ(EDビザ+保護者Oビザ)のように子どもの就学を根拠とした親のビザ取得が制度化されていないため、ハードルが高いのが現状です。しかし、ベトナム在住の外国人向けサービスが充実してきており、長期ビザの取得支援を行う専門エージェントも増えています。最新情報は現地の専門家への確認が必須です。
② ノルド・アングリア・グループの急拡大と教育品質の底上げ
シンガポールのSt Andrews校やバンコクのBVIS、そしてベトナムのBVIS各校を傘下に持つノルド・アングリア・エデュケーション(NAE)グループが、ベトナム市場への投資を急加速させています。
グループ全体のリソース(世界的な音楽家・スポーツ選手・科学者とのコラボレーションプログラム、MITとの共同STEM教育など)が、ベトナムの各校に随時導入されており、「バンコクやシンガポールのNAE系列校と同等の教育水準」が、ベトナムの学費水準で受けられるという点が大きな注目を集めています。
③ ホーチミン市の都市開発と「学校エリア」の変化
ホーチミン市の旧2区(現在のトゥードゥック市の一部)では、都市再開発と高層マンション建設が進んでおり、これまで外国人居住区の中心だったタオディエン地区やビンアン地区の地価・家賃が急上昇しています。
これに伴い、一部のインター校はビンズオン省・ドンナイ省など郊外への新キャンパス開設を進めており、通学エリアの広域化が加速しています。「学校の場所」「住むエリア」「通学時間」の3点を一体で検討することが、ホーチミンでの学校選びにおいて以前にも増して重要になっています。
失敗しない学校選びのポイント
ベトナム、特にホーチミンとハノイは、アジア最速クラスの成長を続ける都市であり、10〜15年前と比べて教育環境は劇的に向上しています。しかし、学校選びにおいては以下の点に注意してください。
- ホーチミンの「交通渋滞」を侮らない
スクールバスで片道45分〜1時間以上かかることは日常茶飯事です。バイク・車が入り乱れる市内の交通は慢性的な渋滞状態にあり、「住むエリア」と「学校の場所」は必ずセットで検討しましょう。特にホーチミンでは2区・7区周辺のインター校密集エリアに近いエリアを選ぶのがセオリーです。 - ウェイティングリスト(順番待ち)は早めに確認
Tier 1校(特にUNIS Hanoi・SSIS・BVISなど)は人気が高く、EAL枠を含む転入生の受け入れに制限があるケースも少なくありません。赴任が決まった時点で即座に問い合わせることをお勧めします。 - EAL(英語補講)の空き枠を必ず確認
英語力が十分でない状態での転入時、「EALのサポートが実際に受けられるか」は学校選びの最重要ポイントです。「英語ゼロOK」と謳っていても、実際にEAL担当の専任教師がいるかどうか、個別のサポート計画(ILP)が作成されるかどうかを事前に確認しましょう。 - まずはスクールツアー(見学)へ
ウェブサイトだけでは学校の実際の雰囲気・教師の熱量・施設の使われ方はわかりません。必ず足を運び、実際の授業の様子や生徒の顔つきを確認しましょう。多くの学校ではオープンデーや個別見学を随時受け付けています。 - ホーチミン vs ハノイ、どちらで暮らすかを先に決める
両都市は飛行機で約2時間の距離であり、教育環境・生活環境・気候も大きく異なります。ホーチミンは年中温暖で国際色が強く、インター校の選択肢も豊富。ハノイは首都機能を持ち、外交・行政系の駐在員が多く集まる落ち着いた雰囲気です。会社からの赴任都市が決まっている場合はその都市を優先し、選択できる場合はご家族の生活スタイルに合わせて選びましょう。
ベトナムでの教育移住や駐在帯同は、急速に発展するダイナミックな新興都市の空気の中で、子どもが真のアジアのグローバル感覚を身につけられる、他の都市にはない貴重な体験です。ぜひ、ご家庭の教育方針にぴったりの学校を見つけてください!




